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1.地震発生の仕組み 2.倒壊要因 3.建築基準法の変遷 4.地震発生予測 5.新潟県中越地震被害調査報告
 地震発生の仕組み
地震とは、地球内部の断層破壊により引き起こされるエネルギーの放出現象です。地震の破壊が始まった地点を震源といい、
震源の真上にあたる地表の地点を突央と呼びます
プレート地震の発生の仕組み
@海洋プレートが陸側のプレート部に沈み込む
A陸側のプレート先端部分が海側のプレートにより引きずり込まれる
B陸側のプレート先端部分のひずみが限界に達し、プレート境界付近の破壊により地震が発生


 プレート間で起きる地震
太平洋プレートやフィリピン海プレートが沈み込む、日本海溝、相模トラフ等の付近で発生するタイプの地震です。
実例としては関東大震災(M7.9)東南海地震(M7.9)十勝沖地震(M7.9)などが挙げられます。時に海底の変動により津波が発生することがあります。


 P波、S波とは
P波(Primae・初めの)=縦波・S波(Secundae.・第2の)=横波といいます。
縦波は地盤の仲縮の変化が伝わるもので、地震波の進行方向と同じ方向に振動します。それに対し横波は地震波の進行方向に直角な面内で振動します。この2つの地震はそれぞれ速度が異なり縦波が一番速く、2番目に横波となります。


縦波(P波) 横波(S波)
地震の縦揺れの伝わり方 地震の横揺れの伝わり方

この最初に来る縦波を利用し、列車の運行やガス管などのライフラインを制御し、地震による被害を最小限に抑える為に開発されたものが、今話題となっている早期地震警報システムです。


早期地震警報システムのしくみ

 陸域の地震
陸域で起きる地震の特徴として、比較的浅いところで発生し、時に兵庫県南部地震(M7.2)や、新潟中越地震(M6.8)のような都市部直下で発生し、規模の割には非常に大きな被害をもたらすことがあります。
このような地震の時、地盤を動かすものも活断層と呼び、日本列島では約2,000本の活断層が確認されています。

過去の地震の震源地
「地震調査研究推進本部資料」による
 地震の規模
地震の大きさ、つまり地震の規模を表す尺度がマグニチュード(M)です。
マグニチュードは震源域で放出されたエネルギーと密接な関係があり、マグニチュードが0.2大きくなるごとに地震エネルギーは約2倍となります。
Mが0.4大きいと  地震エネルギーは2×2で4倍になり、
〃 0.6 〃      〃     2×2×2で8倍になります。


   マグニチュードと地震エネルギーの関係
   マグニチュードと地震エネルギーの関係
地震が起きた際各地点での揺れの程度を表す尺度を震度といいます。基本的に震源より離れる程、値は低くなります。

 震度とマグニチュードについて
地震がひとつあればこれのマグニチュード(M)は、理論的には1つしか存在しません。マグニチュードは、その地震から放出されたエネルギーの強さを表したものです。これに対して震度とは、「揺れる程度」をあらわしたものです。
たとえば地震が起きた場合、その地震のエネルギーは地震波という形で地表の各場所を揺らします。揺らす程度は場所によって違い、一般に震源から遠く離れればそれだけ揺れは小さくなります。この「揺れの程度」を表す目安が震度です。マグニチュードという言葉は、「この地震のマグニチュードは8である」等と使われ、震度は「この地震の横浜での震度は3であった」と使い、震度がいくつであったという場合には、必ず「どこで」という場所が指定されます。

 震源に近いほど震度が高くなります

【気象庁震度階級関連解説表】平成8年10月施行
震度0
0
地震の震度階級表 震度5弱
5弱
震度1
1
震度5強
5強
震度2
2
震度6弱
6弱
震度3
3
震度6強
6強
震度4
4
震度7
7
※上図の拡大図はこちら


 地震規模と経験則
地震の規模(M) 経   験   則
M 9以上 日本付近で起きたことはありません。
1960年のチリ地震、1964年のアラスカ地震などはM9以上の超巨大地震だと考えられています。
M 8.5以上 最大級の地震で、全世界を通じて10年に1度ぐらいしか起きません。
M 8以上 第一級の地震で、内陸に起きれば最大級の災害を起こします。震源が海底で浅い場合には大津波が起きます。日本付近では10年に1度ぐらいの割合で起きます。
M 7.5前後 かなりの大地震で、内陸に起きれば大被害を生じます。震源が海底で浅い場合には津波が発生します。
M 7前後 地震が内陸に起きればかなりの被害を生じます。
震源が海底で浅い場合には小さな津波が発生することがあります。
M 6前後 震源が内陸で浅い場合には小範囲で被害が生じます。
このクラスの海域に発生した地震で、津波が発生することはほとんどありません。
M 5前後 地震で被害が生じることはほとんどありません。
しかし震源が極めて浅い場合には、まれに局地的な小被害が発生することがあります。
M 4前後 被害を生じることはほとんどありません。2〜3の県にわたって有感となる程度の地震です。
私たちがよく感じる地震ではこのクラスのものが多いのです。
M 3前後 震源が浅い場合、震源地付近の小範囲で人体に感じます。
しかし震源が数10kmより深い場合には感じません。
M 2前後 地震計に記録されるが人体には感じません。
しかし震源が極めて浅い場合に、まれに人体に感じることがあります。

 過去の地震被害統計
地 震 名 死者
(人)
不明
(人)
負傷
(人)
住 宅 (棟)
全壊 半壊 一部破損
 新潟地震 1964.6.16 26 - 447 1,960 6,640 67,825
 ‘68十勝沖地震 1968.5.16 48 4 329 676 2,994 15,483
 伊豆半島沖地震 1974.5.9 30 - 102 134 240 1,917
 伊豆大島近海地震 1978.1.14 25 - 205 96 616 4,159
 ‘78宮城県沖地震 1978.6.12 28 - 1,247 1,279 5,719 126,875
 浦河沖地震 1982.3.21 0 - 151 12 30 642
 日本海中部地震 1983.5.26 104 - 324 1,584 3,515 5,962
 兵庫県南部地震 1995.1.17 6,433 3 43,792 104,906 144,247 263,702
 平成12年鳥取西部地震 2000.10.6 - - 182 435 3,101 18,544
 平成13年芸予地震 2001.3.24 2 - 288 70 774 49,223
 宮城県北部連続地震 2003.7.26 - - 677 1,276 3,809 10,976
 平成15年十勝沖地震 2003.9.26 - 2 849 116 368 1,580
 新潟中越地震 2004.10.23 67 - 4,805 3,175 13,794 104,840
 福岡西方沖地震 2005.4.20 1 - 1,087 133 244 8,620
 なお全国各地で発生した地震についての詳しい資料が、地震調査研究推進本部資料のページにあります。

1.地震発生の仕組み 2.倒壊要因 3.建築基準法の変遷 4.地震発生予測 5.新潟県中越地震被害調査報告